天才彫刻家イサム・ノグチを育てた母、レオニー・ギルモアの波乱に満ちた生涯。19世紀末のニューヨーク。名門女子大を卒業したレオニー・ギルモアは、編集者になりたいという夢を捨てきれないまま教鞭をとっていた。ある日、レオニーは、日本から来た青年詩人ヨネ・ノグチと出会う。レオニーとの共同作業で英語の詩や小説を発表したヨネは、一躍米英文壇の寵児として脚光を浴びることに。彼の詩才に魅せられたレオニーのときめきも、いつしか恋愛感情へと移行して、若い二人は結ばれる。ところが、恋人の妊娠を知ったヨネは、突然日本に帰国してしまう。レオニーは、人目を避けるようにカリフォルニアに移り住み、一人静かに男児を出産する。しかし、母と子の平和な暮らしもつかの間、日露戦争の影響による人種差別がレオニーの心にも影を落とす…。(C)2010 レオニー合同会社
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