職員の“たばこ休憩”禁止で…仕事を効率化 東京・青梅市

職員の“たばこ休憩”禁止で…仕事を効率化 東京・青梅市
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仕事中にちょっと一服…と「たばこ休憩」で席を外す職員の行為に東京・青梅市が待ったをかけました。青梅市は4月16日から職員が勤務中にたばこを吸うことを禁止しました。「働き方改革」の一環ということです。

 「たばこ休憩」の禁止は、席を外している間に別の職員が電話などを取り次ぐ労力を減らし、全体の時間外労働を減らすことが狙いです。原則としてたばこを吸えるのは昼休憩の1時間だけで、それ以外の勤務中に「たばこ休憩」で席を外してはいけないことになりました。

 この取り組みについて職員からは「午前中1回、午後1回は吸っていた。その時間、自席にいるようになったので、効率は良くなったと思う」「吸わない立場からすると、吸わない方が健康には良いと思うので、いいきっかけだと思う」などさまざまな声が聞かれました。一方で、たばこを吸う職員の中には「仕事はできるけれど、うまく気持ちが切り替わらない部分もある」と話し、かえって仕事に支障が出ると感じる人もいました。

 青梅市はたばこ休憩の禁止に加え、庁舎の消灯時間をこれまでより30分繰り上げるなどして、職員の残業時間を2017年度より10%削減することを目指します。

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